@article{oai:luther.repo.nii.ac.jp:00000283, author = {Ueda, Ayaka and 上田, 紋佳}, issue = {49}, journal = {ルーテル学院研究紀要, Bulletin of the Japan Lutheran College and Theological Seminary}, month = {Mar}, note = {40020805817, 高不安者はネガティブ語への選択的注意である注意バイアスを示すことが先行研究から明らかとなっている。しかし,これらの先行研究では,不安と抑うつの合併による注意バイアスの影響は考慮されていない。そこで本研究では,空間的手がかり課題(Fox, Russo, Bowles, &Dutton,2001:実験5)を用いて,大学生を対象に,不安と抑うつが共存する場合の注意バイアスの様相について検討した。実験の結果,SOA が200 ms 条件において,ネガティブ語に対する注意バイアスの大きさについての特性不安と抑うつの交互作用が認められた。すなわち,抑うつ傾向が弱い場合においては,特性不安と注意バイアス得点の間に負の関係が見られた。一方,抑うつ傾向が強い場合には,特性不安と注意バイアス得点との有意な関係はみられなかった。したがって,Grant & Beck(2006)の「抑うつ傾向の強さは,不安傾向の強さによって生じた注意バイアスを取り消す機能をもつ」という指摘と整合的な結果が得られた。}, pages = {31--41}, title = {特性不安と抑うつが注意バイアスに及ぼす影響 : 空間的手がかりパラダイムによる検討}, year = {2016} }