@article{oai:luther.repo.nii.ac.jp:00000320, author = {原口, 尚彰 and Haraguchi, Takaaki and 原口, 尚彰 and Haraguchi, Takaaki}, issue = {50}, journal = {ルーテル学院研究紀要, Bulletin of the Japan Lutheran College and Theological Seminary}, month = {Mar}, note = {コロサイ書の著者は、使徒パウロの十字架の神学を継承しつつ、独自の十字架論を展開した。彼は祭儀的な血による贖いの表象を十字架論と結合させ、「十字架の血」が贖いと罪の赦しを与える結果、神と世界の和解をもたらしたという結論に到った( レビ16:13-19 を参照)。神は「御子を通して万物を御自身と和解させ、地上の事柄であろうと、天上の事柄であろうと、その十字架の血を通して平和を創り出した」のである(コロ1:20;さらに、ロマ5:1-11; エフェ1:7; 2:13も参照)。I コリント書やガラテヤ書においてパウロは、論敵たちの自分とは異なる福音理解に対して、対決の原理として十字架の言葉を対置した( I コリ1:18-25; ガラ3:1-5)。しかし、コロサイ書にあって十字架論は対決の原理と言うよりは、世界に平和と和解をもたらす統合の原理として機能している。}, pages = {43--56}, title = {十字架の血による平和: コロサイ1:9-23の釈義的・神学的研究}, year = {2017}, yomi = {ハラグチ, タカアキ and ハラグチ, タカアキ} }