@article{oai:luther.repo.nii.ac.jp:00000344, author = {Nomura, Shouhei and 野村, 祥平}, issue = {51}, journal = {ルーテル学院研究紀要, Bulletin of the Japan Lutheran College and Theological Seminary}, month = {Mar}, note = {本研究は、探索的な研究方法で高齢者のセルフ・ネグレクトの理論的概念を明確化することを目的とした。2010 年に全国の地域包括支援センターの中から無作為抽出された1190 機関の専門職を対象に実施した結果、239 件の事例が報告された。  本研究では、まずこれら239 事例の記述データを、内容分析を用いて質的帰納的に分析した。結果、セルフ・ネグレクトの概念は、4 つの階層から構成される複雑な構造であることが示された。次に、内容分析で示された《カテゴリー》を基礎項目とした非階層クラスター分析を実施した。結果、セルフ・ネグレクトの事例は7 つのクラスターに分類されると共に、複合問題群と特徴問題群に分類されることが示された。さらに、事例の精神機能に関するデータを基礎項目とした非階層クラスター分析を実施した。結果、セルフ・ネグレクトは8 つのクラスターに分類されると共に、意図的なセルフ・ネグレクト群、非意図的なセルフ・ネグレクト群、境界群に分類されることが示された。  これらの結果から、セルフ・ネグレクトは、生命や生活を維持するのに必要なあらゆる行動が不足した結果として生じる状態像であり、この行動の不足は疾病、心身機能の低下、個人因子及び環境因子の相互作用によって生じることが示唆された。}, pages = {107--134}, title = {高齢者のセルフ・ネグレクトの理論的概念についての研究}, year = {2018} }