@article{oai:luther.repo.nii.ac.jp:00000347, author = {Ishikawa, Yoshiya and 石川, 与志也}, issue = {52}, journal = {ルーテル学院研究紀要, Bulletin of the Japan Lutheran College and Theological Seminary}, month = {Mar}, note = {精神分析家はユーモアの使用に対して疑いとアンビバレントな態度をとってきた。その中心的な疑義は、それが精神分析状況における分析家の禁欲と中立性を犯す危険性を孕んでいることである。本論文は、先行研究を概観することにより、精神分析の治療的枠組みの中で分析家がユーモアを使用するには何が鍵となるのかを検討することを目的とする。文献の概観と分析により、以下のことが見出された。まず、分析家によるユーモアの使用が問題となるのは、それが分析状況の破壊、すなわち、分析状況における三項関係の喪失をもたらすからである。そして、分析家によるユーモアの使用の鍵は、分析状況における三項関係の生成もしくは回復というユーモア使用の意図を明瞭にすることである。その際、ユーモアを用いる態度が重要となる。さらに、転移反応が先鋭化し治療同盟に基づく三項関係が失われている場面においては、分析家が内的な三項関係を回復することが鍵となる。}, pages = {13--25}, title = {精神分析状況におけるユーモアの治療的使用について}, year = {2019} }