@article{oai:luther.repo.nii.ac.jp:00000353, author = {原口, 尚彰 and Haraguchi, Takaaki and 原口, 尚彰 and Haraguchi, Takaaki}, issue = {52}, journal = {ルーテル学院研究紀要, Bulletin of the Japan Lutheran College and Theological Seminary}, month = {Mar}, note = {天に平和と栄光があるように祈るルカ19:38 の頌栄句は、天に栄光と地において御心に適う者たちに平和が与えられることを祈る2:14 と対応する形で挿入されており、そこにははっきりした編集的意図がある。両者は典礼的な讃歌であり、2:14 では天使の群れにより天上から告げられるが、19:38 では地上でイエスの弟子たちの群れが唱える応答唱として歌われている。栄光と平和のテーマは、ルカ福音書の初めと(2:14)後半部に(19:38)出て来ることによって、この物語全体を囲い込む構造となっている。天における栄光の主題は二つの箇所の両方に共通である。平和に関しては、2:14 が地上の平和を願い、19:38 は天上の平和を祈り求めている違いがあるが、両者の間に矛盾はない。天における平和と地上の平和とは相互に相関した主題であり、天上の平和の確立は地上の平和の実現の前提である。イエスは十字架の死と復活によって、この世を支配する死と罪の力に勝利し、神の栄光と平和を天上・地上に顕すことになるのである。}, pages = {27--37}, title = {地における平和か、天における平和か? ルカによる福音書2:14; 19:38 における頌栄句の問題}, year = {2019}, yomi = {ハラグチ, タカアキ and ハラグチ, タカアキ} }